第7章 うねる大地
7−1 王様,声帯手術のお時間です!
<エメラルド城(玉座)>
前章の続きからです.ボイス付の会話が終わると,玉座の外(ラウンジ)からスタートします.
一旦中に戻り,オズに話しかけるとコグマ大王の話になり,とりあえず会いに行くことになります.
<エメラルド広場>
チョー・ナンテが新しい“カタリベ”を用意しています.
タイトル |
渡す物 |
教わる物/事 |
“カタマラ水とヤワラカ水” | 「魔法のパン」or「魔法のチーズ」 | マンチの『ハカセ』が発見した・・・? |
ということで,ピプト博士に聞けば分かるのですが,まずはコグマ大王に会うことを優先するので,後回しにします.
<コグマ王国〜コグマ大王の玉座>
ルクルクの森の東(または眠りの花畑の南)に入り口があります.入った途端にイベントが起こり,強制的にコグマ大王の所へ連行されます.そしてそこにいたのは紫のクマのぬいぐるみ(?)でした.見かけは本当にかわいいクマなのですが,とんでもない声で話します.しかしジャイアンの声よりはマシなので,大目にみてあげることにしましょう.
それはともかく,アザミ荒野のうねりが起こっている原因について尋ねるのですが,先のノーム軍侵攻に関する情報を集めるために使った国宝「ピンカートン」が,使い過ぎで壊れてしまったとのことです.「ピンクのネジまき」があればまた使えるようになると聞いて,早速ドロシーは探すことにします.
で,その「ピンクのネジまき」ですが,どうやって入手するのかというと・・・
「ピンカートン」は国宝級の宝であっても所詮はオモチャである.
>オモチャといえば「オモチャのタマゴ」しかない(!)
>「オモチャのタマゴ」は“オモチャのアヒル”に変わる(チョー・ナンテの“カタリベ”).
>タマゴがアヒルになる状態変化を『孵化』という(厳密には間違った表現).
>『孵化』するには長い時間が経たなければ起こらない.
>直ちに『孵化』させるには時間を高速で経過させるものがあればよい.
>クークリップの家に“時間の箱”がある.
>「オモチャのタマゴ」を“時間の箱”に入れればよい.
ということになります(一部ヘリクツが混じっています).
<クークリップの家>
早速「オモチャのタマゴ」を“時間の箱”に入れて進化させると・・・
「オモチャのタマゴ」>「ガンプーのヒナ」>「ガンプーグース」
と進化します.「ずかん」で「ガンプーのヒナ」or「ガンプーグース」を見てみると,さりげなく『ピンクのネジまき付き』と書かれています.「もちもの」でこのいずれかを使うと,分解することにより「ピンクのネジまき」が手に入ります.これをコグマ大王に渡せばいいのです.
知っているなら,予め用意していくとスムーズに話を進めることができます.
{余談}
1)ボイス付きのシーンでは連れがいると,追加の台詞が間に入ってきます.かかしがいる時は「不法侵入」に関すること,木こりがいる時には「ゼンマイ」のボケ(<かなり寒い)で楽しめます.ライオンがいる時には・・・あまり面白くありません(笑).3パターンを試してみるといいでしょう.
2)最初にコグマ王国に入って来た時に登場するラエル&ダイについて,この名前はズバリそれぞれのボイスを担当している声優さんの名前をそのまま取ってきたものです.何と安直なネーミング!
<コグマ大王の玉座>
再びボイス付きイベント,「ピンカートン」が動き出します.大はしゃぎするコグマ大王に呆気に取られつつも,アザミ荒野のうねりはウグの仕業であることが判明します.ドロシーはこの情報を持ってアザミ荒野に行き,先に行っているノルテ&グリンダに伝えることにします.
このイベントが終わると,コグマ大王とKPC(忘れられた存在)が可能になります.
{コグマ大王のKPCパターン}
しんせつ | 「カランフルート」 「みせる」・「おしえて」追加 「ガンプーグース」 「こうかん」追加 「ピッピサンダル」 |
みせる | なし |
おしえて | 「コグマのフルート」 「虹色なみだ」 「クラウドポエム」 |
こうかん | 「魔法のメガネ」<−>「グリンポンチョ」 |
特に重要な物はありませんが,“しんせつ”の時の,コグマ大王の台詞が笑えます.子供同然ですので,丁寧に面倒を見てあげましょう.
コグマ大王「欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい.」
かかし「じゃがいもで作るのは?」
コグマ大王「干し芋!」
かかし「ブー.ポテトチップスでしたー.」
ドロシー「今どき10回クイズなんて流行らないわよ.」
7−2 雨降らずとも地固まる
<ピプト博士の家>
保留しておいた“カタマラ水とヤワラカ水”の話をするべくピプト博士に尋ねます.そこで「カタマラ水」と「ヤワラカ水」について教わります.
<ドロシーの家>
「カタマラ水」合成
<アザミ荒野>
ノルテとグリンダがいます.グリンダに話しかけると地面を固めるイベントが起こります.地面のうねりが収まると,突如として高い塔が出現します.どうやらここが最終目的地のようです.
ボイス付イベントになり,ドロシー,ノルテ,グリンダの3人で乗り込むことになりますが,入り口でパンク,プンク(ポンクはいない.その理由は後で分かる.)に行く手を阻まれ,グリンダとノルテは捕らえられてしまいます.ドロシーはノルテのおかげで難を逃れましたが,エメラルド城にワープしてしまいます.
<エメラルド城(玉座)>
気が付くとそこにはオズとオズマ姫,それに塔に入る時に別れたトトがいました.事の次第をオズマ姫に説明し,今度はオズマ姫が自ら乗り込むことになります.
この時一旦セーブ可能になるので,セーブします.そしてここからが重要です.
<エメラルド城・城門>
ライオンを連れていきます.
<ドロシーの家>
「ドシンのたいこ」を持ち出します.無ければ合成して下さい.またアイテムを整理し,最低6つの空白を作って下さい.
<モンビの森・北>
ここでアイテムを拾いまくります.ここで欲しいのは「ブーケの花」です.1回に4つ拾うことができます.拾い終わったら一度セーブし,「ドシンのたいこ」を使ってまたばらまきます.たいこが壊れたらデータをロードしてやり直して下さい.アイテム欄が満タンになったら,ライオンに運搬させます.何度かくり返し,「ブーケの花」を合計28個用意して下さい.必ずしも28個にする必要はありませんが,多ければ多いほど後が楽になります.
<ドロシーの家>
合成を行います.
(「ブーケのかけら」合成)*14
また「ブリキのすいとう」を持てるだけ用意して下さい.
<ギリキンの滝>
「ギリキン滝の水」を(「ブリキのすいとう」全部に)用意します.
<クークリップの家>
“時間の箱”を使いまくって,「ブーケのかけら」を全部「ブーケの結晶」にします.「ギリキン滝の水」が切れたら,また外へ行って用意して下さい.
こうすると,元気ポイントの最大値が99になるはずです.できるだけ最大値を上昇させてからオズマ姫のもとへ向かいます.尚,元気ポイントはこの後オズマ姫が上限まで回復させてくれるので,ベッドや回復アイテムを使う必要はありません.
<エメラルド城(玉座)>
オズマ姫に話しかけ,いざアザミ荒野に向かいます.この時「風の笛」というアイテムをオズから貰いますが,自動で使うアイテムなので気にする必要はありません.
オズマ姫「では出発します.あ,ちょっとその前に・・・」
ドロシー「オズマ姫,どこへ行くの?」
オズマ姫「(オズのプリンセスともあろう者が『緊張してトイレに行きたくなった』なんて,口が裂けても言えませんわ・・・)」
7−3 最初で最後の真剣勝負!
<(塔の入り口)>
いきなりここにワープします.またもやパンク達と遭遇,今度はポンクもいます.で,先程何故ポンクがいなかったかは,ボイスを聞けば直ぐにわかるはずです.ダブってしまうんですよね.ここから先は殆どボイス付で話が進みます.クライマックスですから.
ここで「風の笛」により,3色トリノを動けなくした後,「魔法のラッパ」を入手します.こいつらは放っておいて,塔を登ります.
<らせん階段〜ウグの部屋>
階段を登るシーンになります.この間にもドロシーをオズマ姫との会話があります.
{名台詞その1}
オズマ姫「人は誰でも,思う心が,行動となってあらわれるもの.」
階段を登りつつ,オズマ姫は何かを察知したようです.
天辺,ウグの所に着きました.ノルテ&グリンダ側にもいます.このままではルングの書が暴走してしまうという,オズマ姫の忠告も聞かず,襲いかかってきます.
[ミニゲーム パート5]:決戦?
ドロシーが「魔法のラッパ」で応戦します.この戦闘はかなりハードです.行動範囲が限定されている上,壁が見えません.ウグの攻撃も半端ではありません.ある程度ダメージを与えると3体に分裂し,さらに攻撃が激化します.元気ポイントがデフォルトの30では,あっという間にやられてしまうでしょう.予め「ブーケの結晶」を大量に持ってきたのはこのためです.やられると,リトライか塔の入り口まで戻るかの選択になりますが,これだけ体力があれば,まずやられる事はありません.適当に突っ込んでも大丈夫です.
3体に分裂してからさらにダメージを与え続けると,ウグが正体を現します.ここから,ものすごく長いイベントになります.あまりにも長いので省略したいところですが,最後なので書くことにします.
ウグは別の部屋へ逃走,ドロシー達は追いかけます.行く先にはルングの書があり,既に暴走を始めています.ウグの身の上話やウグの祖父ググのことを聞きながらも必死に説得を試みるオズマ姫ですが,ウグは逆上してしまい,ルングの書に飛び込みます.しかし,その力は強すぎて,今度はウグ自身が暴走してしまいます.
何とか暴走を止めようとし,オズマ姫は自分の持てる力をすべて出すものの,抑え切れません.と,そこにググが現れ,オズマ姫に力を貸してくれます.
ルングの書の暴走は収まりました.が,今度はウグの心が暴走します.今まで周りの者達から受けてきた仕打ちを恨む心が,負の感情の塊となってしまいます.これを鎮めるには強い正の感情を以て中和するしかありません.ドロシーがその役を買って出ますが,あまりにも危険すぎます.ググとオズマ姫の制止も聞かず,負の塊に飛び込んでいきます.
{名台詞その2}
ドロシー「人の気持ちは,たし算やひき算じゃないわ!」
沈黙・・・暴走は収まりました.しかし引き換えに,ドロシーの意識が消滅してしまいました.ウグを助けたい,ただその一心で自らの危険を顧みることもなく飛び込んでいったドロシーは,もう目覚めることがなくなってしまいました.魔法使いですらできないことをドロシーはただ強い思いだけを以て使ったのです.唖然とするオズマ姫にググは言います.
{名台詞その3}
ググ「魔法は人の心の内にある.」
ここでかかし達がやってきます.事の次第をオズマ姫から伝えられ,3人は愕然とします.もうドロシーと話すことも,あの優しい笑顔をみることもできない・・・そんなことは嫌だ,そんなになるくらいなら脳みそも心も勇気もいらない,ドロシーが元に戻ってくれるなら・・・そんな3人の思いが1つの魔法の光となり,ドロシーを復活させます.
このシーン,遠慮はいりません.一緒に泣いて下さい(<本気).
またまた魔法使いでもない者に魔法を見せられたオズマ姫達はこう呟きます.
{名台詞その4}
オズマ姫「私たちの,どんな高級な魔法も,純粋な思いにはかなわない,ということでしょうか.」
ググ「魔法使いの魔法など,しょせんは小賢しい技にすぎぬ.」
『純粋な思い』,それが本当の『魔法』生み出す力なのだということをこの一連のイベントで感じ取って下さい.
この後,次章に入ります.