第6章 プリンセス・オズマ


6−1 回収ならお任せ,ページキャプター・ドロシー!



<エメラルド城(玉座)>

 最初に長いボイス付イベントがあります.オズマ姫が復活し,いよいよ世界の異変を解決するため本格的に動き出すことになります.グリンダとノルテはウグに関する情報を収集するべく,ドロシーは「ルングの書」の失われたページを回収するべく乗り出します.回収するべき最後のページは西方向,アザミ荒野にあります.果たして,全部のページを回収すると何か起こるのでしょうか.



ドロシー「よーし,最後の1枚,絶対に取ってくるわよ.」
オズマ姫「そや,その意気や!!! 根性見せたれ!!!」
ドロシー「また“オオサカベン”・・・」
オズマ姫「いやー,ワイの魂,長いことオオサカあたりをふらついとったもんやから,すっかり“オオサカベン”がうつってしもうたー.」
オズ「ひ,姫!!! お気を確かに!!」



<ドロシーの家>

 実質ここからスタートします.本章で新しく起こる事はいろいろあるのですが,それは全部省略し,第8章に譲ることにします.本章での大きなイベントは3つありますが,まずは最後のページの回収です.「ブーケのかけら」が必要なので,持っていないなら眠りの花畑で「ブーケの花」を2つ拾ってきて合成して下さい.

 また「ギリキン滝の水」が2つ必要です.持っていないなら代わりに「ブリキのすいとう」を2つ,それも持っていないなら,「ブリキのもと」を2つ用意して下さい.さらにそれも持っていないなら,ギリキンの滝で拾って下さい.



<エメラルドの都>

 まず,泉の前にある掲示板を確認します.クークリップから“時間の箱”に関する広告が出ています.



<エメラルド広場>

 ナンテ兄弟の長男,チョー・ナンテが登場します.彼が行っているのは“カタリベ”で,要求するアイテムを渡すと,あるアイテムについての話を聞かせてくれます.本章では2つのアイテムについて教わることができます.

タイトル

渡す物

教わる物/事

“オモチャのアヒル” 「モノ忘れの水」
(ノーム王撃退後入手可)
「オモチャのタマゴ」から孵る(?)
“赤い力,真っ赤な炎” 「フーゴボルケ」 「オヒサマほのお」

このうち重要なのは,「オヒサマほのお」です.この話は聞いておいて下さい.

 また,ジー・ナンテが「ナンテリング」を用意(「テクテポッケ」のポイント:10000テクテ必要)しています.アイテム探しの範囲直径が2倍になるという便利なアイテムです.その際元気ポイントも2消費しますが,「ブーケのリボン」があれば問題ありません.これは是非入手しておきましょう.



<クークリップの家>

 クークリップの所へ行くと,“時間の箱”について説明を受けることができます.中に入れた物の時間を一気に加速し,別な物に進化させるというものです.説明を聞いたら,まず“時間の箱”に「ブーケのかけら」を入れます.その後「ギリキン滝の水」2つを使って箱を2回作動させて下さい.そうすると

「ブーケのかけら」「ブーケのかたまり」「ブーケの結晶」

と進化します.



<ドロシーの家>

 ここで合成を行います.

「オヒサマほのお」合成

合成:「魔法の赤ペンキ」「オヒサマほのお」「魔法の赤ペンキ上」



<アザミ荒野>

 クリスタルに「魔法の赤ペンキ上」を使います.すると荒野が元に戻り,最後のページを回収することができます.


{落ちている物}:「アザミサボテン」*4



ドロシー「汝の在るべき姿に戻れ!!」
かかし「今のは何かのオマジナイですかな?」
ドロシー「私の本業のキメゼリフなの.」



 さて,この荒野は解放したとたんに地面が海面のようにうねる妙な状態になります.いかにも何かがありそうな雰囲気です.果たして一体・・・? それはともかく,最後のページをオズマ姫に渡しに行きましょう.


6−2 インベーダー・ノーム



<エメラルド城(玉座)>

 オズマ姫に最後のページを渡します.ちょこちょことやり取りの後,ウグと子分達の会話があり,自動的に日付変更されドロシーの家に戻ります.



<ドロシーの家〜エメラルド城(玉座)>

 連れがいる場合,入る際に別れます.入るとまたまた長いボイス付イベントになります.新登場のコグマ王国の大臣など,多彩なキャラが参加します.

 で,話の中身を要約すると,ノーム王が兵を率いてエメラルド城への侵攻を企てている,という情報をコグマ王国から伝えられます.一行はどうにかしてノーム軍を撃退できないかと考えた末,中庭の「物忘れの泉」から出る水を使うことにします.この水は浴びると全部の記憶を無くしてしまうという大変危険な水で,現在は元栓を閉めています.しかし急を要するだけに,最初から切り札を使わなくてはなりません.果たしてこの作戦,成功するや否や?

 さて,いざ泉の元栓を開いたまではよいものの,この水を使ってノーム軍と戦うのは誰? オズとかかしがいますが,突然妙な屁理屈をこねてドロシーに押し付けてしまいました.またまたドロシーがノーム王と顔を合わせることに.第2のイベントです.



[ミニゲーム パート4]:「ノーム軍をやっつけろ!」

 ルールは簡単です.突進してくるノーム兵が最前部の赤線を越えないように水を浴びせて兵全員を撃退させればよいのです.

 ノーム兵は時々“ガード”状態で水を防御します.この状態では水を沢山浴びせなくては撃退できません.

 全部で33匹撃退すればクリアですが,残り数が減るほど頻繁に“ガード”し,突進のスピードも上がります.

 兵は5列になって襲ってきます.平行に襲ってきた時は,なるべく均等に水を浴びせるといいでしょう.このミニゲームは意外と厳しく,残り3〜4匹くらいで挫折することもあります.

 赤線を越えられた場合はリトライするか,ノーム進軍報告前まで戻ることになります.ボイス付イベントが始まったら,このミニゲームをクリアするまでセーブはできないので,心して望んで下さい.ちなみに筆者は初プレイ時に7回もリトライしました.右手が疲れます.



 見事クリアすると,ついでにノーム王まで撃退します(ボイス付).一件落着と安堵する一同・・・しかし,突然ドロシーがばったりと倒れてしまいます.ドロシーの身に一体何が?


 尚,このイベントが終わると,物忘れの泉から「モノ忘れの水」を入手することができるようになります.



オズマ姫「何ということでしょう!」
ドロシー「大丈夫よ,心配しないで.」
オズマ姫「せっかくドロシーの素敵でかわいい活躍ぶりを撮影できると思いましたのに.残念ですわ.」
ドロシー「あ,あの〜.」



{余談}
 ノーム王の逆襲は原作にも出てきますが,ノーム族単独ではなく,ノッポゴリ族とかバケモノ族とかいった他の凶悪軍団も引き連れて押し寄せてきます.しかし,かかしとオズマ姫により,敵が通ってくる地下の通路に“ある細工”をして敵が水を飲みたくなるように仕向けます.そして地上に出てきた敵は,泉を見るや次々に水を飲みまくり,記憶を喪失してしまいます.ノーム王にいたっては,かかしと木こりに担ぎ上げられ,泉に放り込まれるという形で無理矢理水を飲まされます.
 後は全員追い返して,地下通路も魔法で塞いでしまって,めでたしめでたしという結末です(最初から生き埋めにすればいいのに).


6−3 不幸を呼ぶ青いドロシー



<ドロシーの家>

 強制的にここに戻ります.オズ,オズマ姫の看護によりドロシーは意識を取り戻しますが,どうやら過労だったようです.ドロシーはしばし休養を取ることになりますが,まだまだ騒動が収まったわけではありません.果たして,次に待ち受けるものは?

 オズマ姫達が去った後に日付が変わりますが,ここで何もせずにベッドで休み,もう1日進ませます.すると次のイベントが発生します.

 オズが突然駆け込んできます.回収したページを返してくれ,と.ゴッチャの証言からすると,どうやら偽物のドロシーがページを奪うために現れたようです.またややこしい話になりました.偽物を捕らえるべくドロシーはまた出発します.第3のイベント,もううんざり気味のドロシーですが・・・



<エメラルド城(玉座)>

 まさかと思って入ってみると,案の定自分の偽物がいます.いかにも凶悪そうな顔つきです.それはともかく困ったオズマ姫,本物はどっち? しかし彼女はあっさりと偽物を見破ってしまいます(こんなの見破れない方がどうかしている).偽物の正体はやはりウグでした.ドロシーを人質にしオズマ姫に襲いかかろうとしますが,そこにノルテとグリンダが現れ,何とか事なきを得ます.しかし,せっかく集めたページをまた失ってしまいました.

 駆け付けたノルテ達の話によると,この騒動を解決する鍵はやはりアザミ荒野にあるようです.あの異様にうねる地面,人陰がない暗い雰囲気,一体何があるのでしょうか.



グリンダ「ハッタリかますのも魔法のうちよ!」
かかし「ハッタリかます程度しかできないとは,よほど魔力が落ちたということですな.」
グリンダ「もう,イチイチ私の言うことに口を出さないで!!!!!」
かかし「グリンダ殿もずいぶんヒステリックになりましたな.」
ライオン「かかし君,それキミのせいかもしれないよ.」


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