第1章 エメラルドの都へ


初めに・・・

以後,図鑑に登録されるアイテム名は「青の属性のアイテム」のように,属性に合わせて色をつけます.


KPCについては,以下の書式とします.実例として,一番最初にKPCが可能になるコロンの場合について解説します.

{コロンのKPCパターン}
しんせつ 「オズの青い草」*3 「みせる」・「おしえて」追加
「カラカラの実」*2
「元気の出るリンゴ」 「こうかん」追加
「フワフワボルケ」
みせる 「カットンの小枝」
「元気の出るリンゴ」
「コランダム」
「ミルキの実」(派生:「ミルキふんまつ」「ミルキーテポット」
「モロッコのタネ」
おしえて 「せいれいのしずく」
「カットンバサミ」
こうかん 「ミルキーテポット」<−>「魔法のルーペ」*2

・「しんせつ」

 要求してくるアイテム名を上から順に表示します.ですから,まずは「オズの青い草」*3を渡すことになります.これを渡すと,親密度が上昇し,「みせる」・「おしえて」の項目が追加されます.
 続いては「カラカラの実」*2を要求してきます.以下,同じ要領でアイテムを渡していきます.
 一番下,この場合は「フワフワボルケ」を渡すと,「親密度が最高になった」というメッセージが表示され,以後コロンは何も要求してこなくなります.
 出会う人全員に対して親密度を最高にする必要はありませんが,できるだけしておいた方がいいでしょう.


・「みせる」

 拾った時,名称が不明なものは「みせる」によって解明していきます.解明しない限り,そのアイテムは使うことができません.コロンに見せることで明らかになるアイテムが上に表示した5つです.
 尚,(派生:〜)とあるのは,そのアイテムを見せた時に,ついでに教わるアイテムのことです.ですから「ミルキの実」をみせた場合,コロンはついでに「ミルキふんまつ」「ミルキーテポット」についても教えてくれます.


・「おしえて」

 主として合成によってできるアイテムを教えてくれます.教えてくれるアイテムは,親密度を上げる度に追加されます.表には教えてもらえる順に上から表示してあります.
 上の場合は,まず「オズの青い草」*3を渡して親密度を上昇されると「せいれいのしずく」について教わることができますが,その後は何も教えてもらえません.しかし,「元気の出るリンゴ」まで渡して親密度をさらに上昇させると,「カットンバサミ」について教えてもらえます.


・「こうかん」

 これはそのままですね.交換レートの形で表示します.上の場合,「ミルキーテポット」1つを渡すと「魔法のルーペ」を2つもらえるということです.


1−1 灰色一色



<マンチキンの森>

 みんな石になっています.道の真ん中には青く光る謎の物体が・・・さらに奥へ行こうとしても,戻されます.仕方なく東の果てへ引き返します.



ドロシー「みんな石になってる・・・」
トト「こ,これはクロウカードの仕業や!!」
ドロシー「トト,今“オオサカベン”をしゃべらなかった?」



<東の果て>

ウルルに相談すると,東の魔女が持っていた道具を使ってこの状況を打破することになります.家の中に道具一式がそろいます.



<ドロシーの家>

 家の中では,絵や図鑑を確認した後,棚の上にあるおおきな壷を調べると,ゴッチャが出現します.ゴッチャから一通り説明を受けます.その際,

「魔法の青ペンキ」「オズの青い草」「カラカラの実」「魔法の青いコナ」「魔法の水」

について教わります.左下の箱には「オズの青い草」が4つ入っています.これは取っておきましょう.後に引っ越すことになりますが,引っ越しした後はこの草は失われます.少しでも楽をしておきます.

 家の外に出ると,基本システムの解説があり,アイテム探し等が可能になります.実質ここから本格的にスタートします.



<東の果て>

{落ちている物}:「オズの青い草」*5,「カラカラの実」*5

 できれば全部拾いましょう.必要な分だけアイテムを拾ったら,レシピに合わせて「魔法の青ペンキ」を作ります.



<ドロシーの家>

「魔法の青ペンキ」合成(<最初から素材が明らかなアイテムを合成する場合は,出来上がる物のみ表示します.)



<マンチキンの森>

 先ほどの青く光る物体(クリスタル)に「魔法の青ペンキ」を使うと,森が元通りになります.石化していた森の住人コロンとKPCが可能になります.


{コロンのKPCパターン}(念のため再掲)
しんせつ 「オズの青い草」*3 「みせる」・「おしえて」追加
「カラカラの実」*2
「元気の出るリンゴ」 「こうかん」追加
「フワフワボルケ」
みせる 「カットンの小枝」
「元気の出るリンゴ」
「コランダム」
「ミルキの実」(派生:「ミルキふんまつ」「ミルキーテポット」
「モロッコのタネ」
おしえて 「せいれいのしずく」
「カットンバサミ」
こうかん 「ミルキーテポット」<−>「魔法のルーペ」*2

 この時点では,まだ“親密度”を最高にすることはできません.「こうかん」が可能になったら,ひとまずKPCは中断します.



 また,アイテム探しも可能になります.


{落ちている物}:「オズの青い草」*2,「カラカラの実」*2,「カットンの小枝」*2,「コランダム」*2,「ミルキの実」*2

「コランダム」は「重い」状態になってしまい少々厄介ですが,頑張って収集しましょう.さらに,木を揺らすと,「元気の出るリンゴ」が落ちてくることがあります.1つの木から落ちてくる数に制限はないので,これを有効活用してアイテムを集めるとよいでしょう.



{重要}
 コロンとKPCを終える際,「ギリキンの日に,ケモノの山に住んでいる化け物が吠える.」という情報が入ります.



 とりあえず,コロンから「カットンバサミ」について教わったら,一度家に戻ります.尚,この森からきこりの森へ行くことも可能ですが,原作のストーリーに沿って(かかし>木こり>ライオンの順で出会うため),一旦無視しておきます.



<ドロシーの家>

「カットンバサミ」合成

これを済ませておきます.そしてかかしの畑へ行きます.



 尚,東の果てでは「元気の出るリンゴ」は手に入りません.


1−2 青きスケアクロウ



<かかしの畑>

 どこからともなく声をかけられます.何と,声の主は畑の真ん中にいるかかしだったのです.かかしのところへ行くと,ボイス付で会話が始まります.そして,かかしの手足を縛っているロープを「カットンバサミ」(使うと失う)で切断します.そして,かかしが脳ミソを欲しがっていること,エメラルドの都のことについて話をします.その後,かかしは一足先にエメラルドの都へと向かいます.
 原作のとあるシーンでは,かかしが,ドロシー達に襲いかかってきたカラス40匹を,首を捻って殺すという,すごいことをやってのけます.堀部安兵衛の6人斬りよりすごいですね.


かかし「善は急げだ!」
ドロシー「それって善かしら?」
かかし「知恵がある人はツッコミもきついですなあ.」


{落ちている物}:「モロッコのタネ」*4



 この後ケモノの山へ行ってライオンと出会うことも可能ですが,原作のストーリーに沿って,先にブリキの木こりに会うべく,マンチキンの森からきこりの森へと向かいます.


1−3 錆びて尚うめき続ける執念



<きこりの森>

 「ただの木の葉」が落ちていますが,何の役にも立ちません.トトが吠えても無視しましょう.大事なのは,銀色の物体です.

 ブリキの木こりと出会います(ボイス付会話).1年間もさび付いて動けない状態が続いているそうです.彼が動けるようになるには,体に油を挿さなくてはなりません.まずは,この森にある「銀のオイルさし」を探します.

 さて,「銀のオイルさし」はどこにあるかということですが,これは左上の方にあります.ちょっと汚いですが,下の図に示したところにあります.

<木と切り株でできる四角形の中,大体中央です.緑と茶色は地面の色です.

 「銀のオイルさし」見つけた後,もう1度木こりと話すと,今度は「オイリーオイル」の話題に移ります.しかし,「オイリーオイル」を作るためには,眠りの花畑にある「ナーム草」という物が必要になります.木こりをその場に待たせて,ひとまず眠りの花畑を目指します.が,またもその前に下準備を行います.



<ドロシーの家>

合成:「魔法の青ペンキ」「せいれいのしずく」「魔法の青ペンキ上」(<「ごちゃまぜ」・「おためし」で合成する場合はこの書式にします.)

 本当はこの合成をここで行うのは反則です.しかし,アイテム節約という目的で敢えて行います.



木こり「何とかして欲しいんだな.」
ドロシー「じゃあ,ここをこうして・・・グキッ!」
木こり「あ,腕が・・・何て乱暴なんだな!」
ドロシー「ご,ごめんなさい.えーと,それじゃこっちをこうして・・・バキッ!」
木こり「・・・」
ドロシー「・・・」


1−4 大型はなガス爆発



<眠りの花畑>

 マンチキンの森と同様,青く光るクリスタルがあります.でも,マンチキンの森にあったものに比べると,幾分光が弱いようです.ここでクリスタルに「魔法の青ペンキ上」を使うと,花畑が元に戻ります.

 実際(本来あるべきストーリー)は,まず「魔法の青ペンキ」をこのクリスタルに使います.でも,何も起こりません.次のエリア,エメラルド広場へ強引に行こうとしますが,やはり戻されてしまいます.困ったドロシーは一度家に戻ることにします.
 こうして家に入ると,すぐにゴッチャとの会話が始まります.そこで初めて「魔法の青ペンキ上」の話が出てきます.これをヤマ勘で合成して作る,という流れで進みます.


ドロシー「かかしさん,どうやってエメラルドの都に行ったんだろう??」


 さて,元に戻った花畑ですが,上の方では,クラゲのような形をした花がガスをまき散らします.このガスに触れると,ステータス異常に陥ります.右側の花が「ぐるぐる」になるガスを,左上が「眠気」になるガスを,左下が「毒」になるガスを持っています.アイテム探しをする時は注意しましょう.特に左下の毒ガスは絶対に浴びないで下さい.


{落ちている物}:「オズの青い草」*3,「カラカラの実」*3,「ブーケの花」*2,「ナーム草」*2


 このうち,「ナーム草」は必ず入手しなくてはなりません.予め「元気の出るリンゴ」を拾いまくっておくといいでしょう.


 また,この花畑で石化していたアレグロ・ダカーポとKPCが可能になります.


{アレグロ・ダカーポのKPCパターン}
しんせつ 「元気の出るリンゴ」 「みせる」・「おしえて」追加
「あやしいキノコ」*2
「ブーケのかけら」 「こうかん」追加
「ネケトルのクスリ」
みせる 「ブーケの花」(派生:「ブーケのかけら」
「あやしいキノコ」
「イガイガタンポポ」(派生:「イガイガフーゴ」
「ふんわりタンポポ」(派生:「フワフワボルケ」
おしえて 「ネケトルのクスリ」
「ドケトルのクスリ」
「グルトルのクスリ」
こうかん 「不思議な水」<−>「たのしい音のタネ」*3
「不思議な水」<−>「かなしい音のタネ」*3
「不思議な水」<−>「やさしい音のタネ」*3
「不思議な水」<−>「はげしい音のタネ」*3
(派生:「おかしい音のタネ」「あじつけ音のタネ」について教わる)

 コロンと同じく,この時点では,まだ“親密度”を最高にすることはできません.「こうかん」が可能になったら,ひとまずKPCは中断します.



<ケモノの山>

 眠りの花畑またはかかしの畑からケモノの山へ行きます.なぜかいつも雨が降っていますが,特に意味はありません.ここでは橋に差し掛かるとライオンが出現しますが,例によってストーリーに沿って進行させるため,まだ出現させません.アイテム拾いだけ行います.


{落ちている物}:「あやしいキノコ」*4



 無事「ナーム草」「あやしいキノコ」を入手したら,早速合成に入ります.



<ドロシーの家>

「オイリーオイル」合成

 で,木こりの森へ行きます.


1−5 これが必殺「サビトレール」



<木こりの森>

 木こりに「オイリーオイル」を使うと,さびが取れて元通り動けるようになります.そしてボイス付会話.かかしの時と同様,木こりの身の上話が出ます.“心”を無くしてしまったことで,いろいろな感情が消えてしまったそうです.ドロシーにオズマ姫の話を聞かされると,やはりエメラルドの都へ飛んでいきます.



木こり「オラ,心が欲しいんだな.ついでに肺と胃と腸と肝臓と腎臓と膵臓と・・・」
ドロシー「欲張りねえ.」



<ドロシーの家>

 ベッドで休んで,ギリキンの日に日付を調整します.もしゲームスタートから1度も休んでいなければ,そのままで構いません.気力が有れば,アイテムを収集しては1回休み,の繰り返しを行って下さい.


1−6 一家に一匹いかが?



<ケモノの山>

 橋のところに来ると,突然ライオンが出現します.そしてボイス付会話に入り,ライオンの身の上話になります.“勇気”が欲しいと言っています.本当は自分の方が怖いんだけれど,取りあえず吠えればみんな怖がって逃げてくれる,とのことです.そんなライオンはやはりエメラルドの都やオズマ姫の話を聞いて,“勇気”をくれるように頼んでみる,と決意するのでした.



ドロシー「こういう毛皮,ウチの絨毯にぴったりね.」
ライオン「人間って,何て恐ろしい生き物なんだ・・・」
ドロシー「冗談よ.」


1−7 都に来たのはいいけれど



<エメラルド広場>

 4方向からのレンガ道が集合する場所です.今は何もありません.西,南,北のうち,南と北はまた石化しています.西には行けることは行けるのですが,やはり石化したエリアにぶつかってしまいます.とりあえず,クリスタルの色を確認する程度で十分でしょう.



<エメラルドの都>

 噴水の前に掲示板があります.4人一組の調査隊を募集しているようですが・・・



<エメラルド城・城門>

 かかし,木こり,ライオンがいます.それと門番(オンビー)がいます.とりあえず,この4人と話をしなくては先に進まないので,話しまくりましょう.最短の順番は

門番>門番>ライオン[木こり]>木こり[ライオン]>かかし>かかし

です.かかしを一番最後に,というのがミソです.こうすると,門番が通してくれます.



<エメラルド城(ラウンジ)>

 大将とジェリアがいますが,特に意味はありません.大将と話をしてさらに中へ入ります.
 右側の中庭はまだ意味がないので,行く必要はありません.



<エメラルド城(玉座)>

 石化したオズマ姫がいます.姫をチェックすると,執事オズが登場して話が進みます(ボイス付).かかし達も途中から話に加わります.そして一行は南のカドリングにいる魔女グリンダに会いに行くことになります.
 会話終了後,ドロシーの家がエメラルドの都に引っ越すことになります.



{余談1}
 ボイス付会話のところで,オズが,かかし・木こり・ライオンそれぞれに,欲しい物に関する説教(?)をするシーンがありますが,これは原作に即した会話になっています.
 かかしには「経験だけが知恵を付けてゆく」,木こりには「心は時として人を不幸にする」,ライオンには「本当に必要なのは“勇気”ではなく“自信”だ」と言うところです.この台詞は我々現実世界の者においてそのまま当てはまることばかりです.何度聞いてもいい台詞なので,ここはしっかり心に刻んでおきましょう.
 たまねぎ,アンタもなかなかヤるな(笑).



{余談2}
 原作では,このオズが都を治めている“大魔法使い”で,彼自身に望みを叶えてもらうべくストーリーが展開します.そしてドロシー以下4人に対し「西の悪い魔女を退治してきたなら望みを叶えてやろう」と言います.この時点ではオズマ姫は影も形もありません.ギリキンの地で男の子に変身させられているのですから.遡って,一番最初にノルテと遭遇した時も,オズマ姫の名前など出てきません.
 キャラクター紹介のページでも述べた通り,オズマ姫が元の姿に戻るのは,ドロシーがカンザスへ帰ってからになります.



<??????>

 謎の場所にて,パンク・プンク・ポンクとその親分???との会話があります.どうやら,あちこちが石化しているのは,こいつらの仕業のようです.



オズ「お主らの望みも聞いておこう.」
かかし・木こり・ライオン「おわぼらたはしくはのはうこゆみこうろそがほがきしをほいもしらんいいんにきだまでしすなた...」
オズ「わしは聖徳太子じゃないわーーっ!!」(ヒマな方は上の台詞を解読して下さい.)


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